【特集】私の一年: 猪野湧斗(mast17)

mast17(情報メディア創成学類・2017年度入学生の略称)のみなさんが情報メディア創成学類(以下、創成)に入学してから1年が経ちました。なぜこの学類にやって来たのか、これまでの大学生活の中で行ってきた活動、これからについて尋ねました。

第3回はAC入試で創成に入学された猪野湧斗さんにインタビューをしました。

創成を志望した理由は?

創成のAC入試なら自分の今までの成果を評価してくれると思ったからですね。もともと大学には行きたいと考えていましたが、他の大学の受験は全く考えず創成のAC入試1本で決めようと思っていました。

高校までにやってきたことを教えてください

中1の頃にAmebaブログが流行っていて、そこでデザインをカスタマイズしたいと思いHTMLやCSSの勉強を独学ではじめました。中2でプログラミングをしてみたくなったので、当時活動していたバドミントン部をやめてパソコン部に入部しました。その頃からJavaScriptを学び始めました。

中3の頃にパソコンの遠隔操作ソフトを作り始めました。そのためにネットワーク通信を勉強しました。このソフトはとあるコンテストで3位に入賞し、副賞としてパソコンをいただきました。それまでは学校や親のパソコンを使っていたのですが、自分のパソコンを手に入れたことでパソコンを使って何かを作るということがさらに多くなりました。

高校生活でもいくつかのアプリケーション開発を行なっていました。

  • 若者の投票率向上のためのアプリ「A-Senkyo」、横浜ユースフォーラム最優秀賞受賞
  • 高校で開講されたアプリ開発講座でTwitterAPIを使ったクライアントの制作
  • 文化祭で制作した映画のアプリ化
  • 楽しく席替えするためのオンライン席替えアプリ
  • 高校の生徒のツイートのみを表示するシングルページアプリケーション
  • QRコードを使った体験型ゲーム
  • プロキシサイトの作成
  • 数百人規模での大人数参加型リアルタイム投票サービス

アプリケーション開発のきっかけはなんですか?

幼稚園に通っていた頃からパソコンが好きで、おもちゃのパソコンをいじって遊んでいました。小学生になる頃には自宅にWindowsの古いマシンがあったので、それでゲームをしたりパラパラまんがを描いたりと、とにかくパソコンを触っていました。

そのようなこともあってかプログラミングをしてみたいという気持ちがあり、中学校でパソコン部に入ったことをきっかけにアプリケーション開発を行うようになりました。当時はHSP言語というものを使ってゲームのようなものを実験的に作って遊んでいました。

大学に入ってみてどうですか?

数学を勉強しなければならないなと感じています。数学とプログラミングが地続きだということに気がつきました。数学ができなければ、幅広いことができないなと思ったので改めて勉強し直しています。

あと、実はC言語をやったことがなかったのですが、プログラミング実習で1からみっちりと教えてくれてとても役に立ちました。C言語を使い組み込み系のデバイス開発をしたいと思っていた矢先に授業でしっかり学習できたので良かったです。

大学に入ってからやったことを教えてください

学園祭実行委員会で雙峰祭のホームページの制作や、同じく雙峰祭で出店したビーフストロガノフの公式ゲームを制作しました。ほかにも、Androidアプリをリリースしたり、プログラミング実習の最終課題ではスズメバチのゲームを作ったりしました。

しかし正直なことをいうと去年は今までで一番何もできなかった年だと思っています。新生活に振り回されてしまいました。今年からより色々なことをやりたいと考えています。

現在は、情報メディア特別演習でルーターを作っています。Raspberry PiでLinuxを使って自分でルーターの処理を全て実装する予定です。最終的にはTCP/IPの裏でやっている処理も全て自分で実装するのが今回の目標です。純粋にプロトコルを自分で書いてみたいという知的好奇心があります。

自分の知らないところで勝手にブラックボックスになっているのが嫌なんです。

将来やりたいことはありますか?

将来のことは考えないようにしてます。どうせなるようにしかならないですし。

昔から割と将来を考えて勝手に落ち込むことがあったので、もう考えすぎて消耗することはやめて、今できることをやるのが良いかなと考えるようになりました。今は将来何になるかとかは考えていません。今自分がやりたいことをやっています。

受験生や読者に対して

個人的に言いたいのは数学をしっかりやりましょうということですね。

それから大学の図書館に行くのがオススメです。自分は図書館情報学図書館によく行くのですが、技術書が多くてとても良いです。組み込み系や通信工学などの情報系の本がたくさんあります。その他にも本のタイトル見ていると知らない分野のものも目に入ってきて、こんなことができるのかと新しい発見があるので図書館はオススメです。

猪野湧斗(いの ゆうと)
筑波大学 情報メディア創成学類 2017年度入学。

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