【特集】ミスター筑波2018 大峠和基さんインタビュー

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今回は雙峰祭企画のTSUKUBA COLLECTION 2018 (以下、つくコレ) にてミスターキャンパス賞・企業賞を受賞した情報メディア創成学類(以下,創成) 4年の大峠和基さんにインタビューをしました。

つくコレに出た理由ときっかけを教えてください

自分自身を自らプロデュースしてみたいと思ったからです。

これまでも自分が手がけた作品をプレゼンする機会はたくさんあったのですが,自分自身がコンテンツとなってアピールしていくことはありませんでした。アピールする対象が作品ではなく自分自身になった時にどういったプロデュースが可能なのか,どう発展しうるのか,ということに面白さを感じエントリーさせていただきました。
またミスコンという自分が体験したことのない分野に挑戦することで多様な経験を積んで,将来に活かせたらいいなと思ったことも理由の1つです。

自分自身がコンテンツになった時に実感したことを教えてください

自分が制作した作品の評価が低かったとしたら「不備があったな」とか「こう直して行こう」といった前向きな改善点として受け取るので,それで傷を負うことはないんです。しかし否定される対象が自分自身になると,少し何か言われただけでもすごく傷つくんだということを実感しました。今ではもう慣れてしまったので全く気にならなくなりました。

活動の中で工夫したこと

期間中は自分の色を出すのはもちろんのこと,得たい評価のためにどのような演出をすれば良いかを常に考えて活動していました。ある意味では計算された演出ということになります。しかし良いか悪いかはさておき,そういった戦略的な行動がグランプリに繋がった1つの要因なのかなと思っています。

また,発信するコンテンツのクオリティに気をつけるようにしていました。雑なことはしたくないと思っていたので,ツイート1つにしても周りの友人にチェックを入れてもらうなど,客観的にどのように見えるかという意識を徹底していました。

また,SNSの性質に応じてコンテンツを変えるようにしていました。主にTwitterとInstagramの2つを使っていたのですが,Twitterは大学生が好きそうなネタツイートの比率を多めにし,少し格好つけた写真はTwitterではなくInstagramだけにする,というように使い分けを意識していました。


研究・制作の色を前面に出さなかった理由を教えてください

今までの僕の活動の色をどれだけ出すのかはかなり悩みました。つくコレに出場することは僕の以前までのポートフォリオからは明らかに逸脱した活動になるんです。

今までの活動を評価してもらいたいという気持ちで出場したわけではなかったんですが,話題を提供するぐらいの気持ちで過去作品を小出しに発信してみました。その際は,いかに効果的に出せるかということに気をつけていました。

落合先生との配信は戦略?

落合研究室の色を出すことも結構悩みました。最初は出さずに戦っていければいいなと思っていたのですが,やはりコンテストという競争の場なので,使えるものは使っていこうと思い中盤からは出し惜しみをやめました。

落合先生との生配信を2回やり,それをきっかけに僕のことを知ってくださった方も多かったです。賛否両論はあると思うのですが,僕自身は楽しかったので良かったと思っています。

実際に出てみてプラスの経験になったことはありますか?

生配信,ポートレート撮影,テレビ局のイベントやWebラジオなどの芸能的な活動が初めてで刺激的だったので良い経験になったと思います。特に生配信はつくコレが終わった後も定期的にやっていかれば良いなと思っています。

また,たくさんの写真を撮影してもらったぶん今度は自分以外の人の写真を撮りたいと思うようになりました。

こういった心境や価値観の変化はつくコレに出なければなかったと思います。つくコレに出たことで,以前までのアート・制作・研究を含めた活動とつくコレの活動という2種類のポートフォリオを持っている強みができたので,今後これを糧に活動して行きたいと思います。

さて,ここまでつくコレに関する質問をしてきましたが,ここからは大峠さんのこれまでの活動について聞いていこうと思います。

何で高専へ行こうと思ったのか

きっかけは中学生の時に近くの商船高等学校のオープンキャンパスへ行ったことです。そこで「学校でプログラミングを学べるんだ!」ということを初めて知りました。高校3年間を大学受験のために費やすよりも実際に自分の手を動かしたいと思い高専に進学しました。

筑波大学へ編入した理由は

高専卒業時に就職する道もあったのですが,この先の長い人生を考えると大学に通う2年で得られる経験は貴重ですし,社会に出るのが2年遅くなることは問題じゃないと感じたので大学へ通うことを決めました。受験科目が得意科目ばかりだったのと都内に楽に行ける距離だったので筑波大学にしました。

大学では普段何をやっていますか?

AR(拡張現実)のためのメガネ型ゴーグルの研究開発をしています。ただ,今の研究を自分の代表作品として紹介することはあまりないです。落合研究室での僕の研究は,落合先生のアイデアが元であることが多いので,そこに占める自分のアイデンティティが少ないからです。学部での2年間はそのスタンスでいいかなと思って研究をしています。

創成の後輩に向けてひとこと

創成の学生はみんなで手を動かしてるところがすごく好きです。こういう風潮が創成の中で続いて欲しいと思っています。アドバイスをするならば,作品を作って終わりにするのではなく,ポートフォリオにまとめて自分の文脈に直して語れるようになって欲しいです。アートはもちろんアプリやWebサービスでも作品を増やして,その中に文脈を見つけられるようになアーティスト・エンジニアになれると創成らしい強みになって素敵だと思います!

大峠和基 (おおたおかずき)
筑波大学 情報メディア創成学類 2017年度編入。
https://meo-cs.net

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